ニジマスの産卵床
水族館1階の横見水槽では、現在「ニジマスの産卵床」を見ることが出来ます。 産卵床とは、ニジマスのメスが卵を産むために掘ったくぼみのことです。 ニジマスの産卵床 ニジマスのメスは尾びれを使って産卵床を掘り、好みのオスが来るのを待ち構えながら産卵床を守り続けます。 産卵床を守るニジマスのメス...
View Article二重回遊水槽見分け方講座①
当館で一番大きな水槽「二重回遊水槽」で展示している魚たちは、一見同じように見えますが、実は様々な種類を展示しています。 魚の見分け方を教えて欲しい!との声をよく聞くので、数回に分けてこのブログで見分け方をお伝えしていきます。 まず、外側にいる魚でひときわ目を引くのが日本最大級の淡水魚「イトウ」です。...
View Article『水族館で稲作~穂が付いた!~』
7月9日(火)のブログにて「水族館で稲作~館内で田植え~」でご紹介した稲の栽培実験についてですが、つい最近大きな変化があったので皆様にご報告します。 7月の植えた直後は25cmほどの高さだった稲も、今や90cmほどとかなり大きく成長しました。 ここまで成長するとついに穂が付きはじめました。 まだ青々しい穂ですが、形も数もしっかりとしていそうです。...
View Article二重回遊水槽見分け方講座②
8月23日(金)のブログにて二重回遊水槽で展示している「イトウ」と「ニジマス」の見分け方をご紹介しました。 今回は「アルビノニジマス」と「カワマス」の見分け方をご紹介します。 まず、黄色い体色で横に赤いラインが入っている魚が「アルビノニジマス」です。 かなり目立っているため、すぐに見つける事が出来ると思います。...
View Articleバイカモ開花してます
水族館2階ウッドデッキのカメ池では今年も「バイカモ」が花を咲かせています。 バイカモの花 例年では6月頃から咲き始めるのですが、 池を改修する際に一度すべてのバイカモを抜いて植え直したので今年は花が咲くか心配していました。 しかし、ようやく根付いたのか8月後半になってから咲き始めたので安心しました。 バイカモの花はとても小さいのですが、黄色と白のとても可愛らしい花です。...
View Article『忍者』現る
館内の見回りをしていると、ある生き物が珍しい行動をしていました。 1階の小さな生き物水槽で展示している「ウシガエル」が水槽の左上によじ登っていました。 他のカエルでは珍しくない行動ですが、なぜこの行動が珍しいのかというとウシガエルは夜行性のカエルです。 日中は水槽内の土管に隠れている事が多く、仕事終わりの見回りで土管から出てきている姿を見る事はありましたが、...
View Article二重回遊水槽見分け方講座③
8月30日(金)のブログにて二重回遊水槽で展示している「アルビノニジマス」と「カワマス」の見分け方をご紹介しました。 今回は「ブラウントラウト」と「ニッコウイワナ」の見分け方をご紹介します。 まず、ブラウントラウトは名前の通り茶色い体色をしています。 この魚の一番分かりやすい特徴として体の横に白く縁どられた黒や赤の点があります。...
View Articleいよいよ水槽デビュー!
以前からご紹介しているホトケドジョウの繁殖経過についてですが、 あれから更に進展があったのでご報告します。 今年最初の産卵から約4カ月が経ち、一番大きな個体で約5cmにまで成長しました。 立派に成長しています! ここまで成長すれば成魚と同じ物が食べられるので、 現在は全ての稚魚を水槽に移して成魚と同じ様な環境で飼育しています。...
View Article森の中の水族館。× 桔梗信玄棒
この夏、当館オリジナル商品に新たな物が加わりました。 それは水族館を運営している桔梗屋の人気商品のひとつである「桔梗信玄棒」とのコラボ商品です! 年間パスポートの表紙として描いたヤマメとアマゴのイラストが、 赤いキキョウ柄の背景と合わさって、とても映えるパッケージになっています。 一箱に個包装の桔梗信玄棒が10本入っているため、大人数に配る際のお土産としてぴったりです。...
View Articleゲンゴロウ保育園だより その4
今年の6月頃からたびたびブログでご紹介している「ゲンゴロウ」の繁殖の様子ですが、ついに先日一匹目が羽化しました。 はじめの一匹はやはり感動 卵から育て続けて約3か月で成虫になり、元気に水中を泳ぎ回って餌もよく食べているのでとりあえずは一安心です。 2匹目も羽化完了 ふ化直後の幼虫は全長2cmほどしかなく、あまりにもか細いその姿を見て、本当にあのゲンゴロウになるのだろうかと不安になるほどでした。...
View Articleやっと4カ月
8月1日(木)のブログ「貴重なサンショウウオ」でご紹介した「サンインサンショウウオ」の幼生たちですが最初の個体のふ化から約4カ月が経ちました。 最近は陸上での「摂餌」が見られるようにもなってきました。 「摂餌」とは餌を食べることで、サンインサンショウウオには餌用のコオロギなどを与えています。...
View Article仲良しの三匹
今日は最近バックヤードにお引越しをした「ニホンイシガメ」についてご紹介します。 1階の希少な生き物水槽にいたニホンイシガメですが、最近土を掘り返すなどの産卵行動が見られるようになった為、バックヤードへお引越ししました。 バックヤードの水槽内には広めの陸場を設置し、安心して産卵できるような環境を作っては飼育しています。...
View Article二重回遊水槽見分け方講座④
9月13日(金)のブログにて二重回遊水槽で展示している「ブラウントラウト」と「ニッコウイワナ」の見分け方をご紹介しました。 今回は「富士の介」と「ベステルチョウザメ」の見分け方をご紹介します。 まず富士の介とは、キングサーモンとニジマスを交配させた山梨県オリジナルの養殖魚で、泳いでいる富士の介を見る事が出来るのは全国で当館だけです。...
View Articleおねだり上手なクサガメたち
水族館2階のウッドデッキにあるかめ池では「クサガメ」を2匹展示しています。 普段は石の上で日光浴をしていたり、水草の中で休んでいる事が多いクサガメ達ですが、 最近ではエサをあげに池に近づくとそばまで寄ってきてエサをねだるようになってきました。 飼育スタッフが池に近づくと「来たか!?」 と言っているかのようにこちらを見つめてきます。...
View Articleやっとできた魚釣りイベント
9月29日(日)に水族館の大人気イベントのひとつ「魚釣り体験~行こうぜ魚釣り!~」を行いました。 去年は大雨でイベントが中止してしまい、2年ぶりの開催です。 今回は事前に予約をいただいたお客様と講師の先生とともに富士五湖の1つ「西湖」に行って実際に釣りをしました。 説明中… 今回は釣りが初めての方が多く、実際に魚が釣れるのか、釣りの楽しさが体験できるかどうか不安でしたが、...
View Article二重回遊水槽見分け方講座(最終回)
9月24日(火)のブログにて二重回遊水槽で展示している「富士の介」と「べステルチョウザメ」の見分け方をご紹介しました。 8月23日のブログからお伝えしてきた二重回遊水槽見分け方講座ですが、今回で最終回です。 ご紹介する魚は二重回遊水槽の外側を泳いでいる「ヒメマス」です。 外側にいる他の魚よりも体が小さく、銀色の体色をしているのが特徴です。...
View Article落ち葉との闘い
10月中旬に入り、忍野村では日中も肌寒い日が続いています。 さかな公園の木も葉っぱを落とすようになってきて、 冬が近づいてきているんだなと実感します。 そんなこれからの時期に困るのが「落ち葉」です。 季節の移ろいを感じます。 水族館のあるさかな公園は木々に囲まれていて落ち着いた雰囲気ですが、 広葉樹が多くその分落ち葉も多いです。 朝出勤すると通路に落ち葉が溜まっているのでまずはそこを掃除。...
View Article森の中の水族館。×オパール
現在開催している色鉛筆作家の安部祐一朗さんとの特別コラボ展“「生物×宝石」展”では、安部祐一朗さんの描き下ろしイラスト5作品とモデルになった生き物を水族館1階の企画水槽で展示しています。 今回は、特別コラボ展のキービジュアルになっている作品とモデルになった生き物をブログでご紹介します。 作品名は、「森の中の水族館。×オパール」です。...
View Article水族館で稲作~穂が垂れたけど~
8月27日(火)のブログ「水族館で稲作~穂が付いた!~」にてご紹介した稲の栽培実験についてですが、付いた穂が垂れてきたところまでは上手にできたのですが、その先が思っていたようにいきませんでした。 穂が黄金色に変化せず、緑色を残しながら変色している様子です。 また穂も小さい気がします。...
View Articleバックヤードでの出来事
先日バックヤードで飼育している「カヤネズミ」が、可愛らしい行動をしていたのでご紹介します。 カヤネズミの飼育作業は毎日水入れと前日に給餌したエサを新しいものに交換します。 また、床材も汚れていたり濡れていたら衛生的に良くないので、都度新しいものに交換します。 ある日、ふと視線を感じて飼育ケースの隅を見ると、一匹のカヤネズミがいました。...
View Article